グローバル補助金 留学レポート 林 陽香 (9月)
2020年11月02日
グローバル補助金奨学生
林 陽香
自粛ムードが進む中、ベルギーも秋の景色になってきました。サマータイムが終わりを告げ、空の色も冬らしくなってきました。最近街路樹が一面紅葉というとても綺麗な通りを見つけました。遠い国にいても季節を感じることができると、とてもほっと出来ます。
コロナ禍でのベルギー留学生活
皆さんもご存知かと思いますが、現在ヨーロッパは深刻なCovid-19第二波に見舞われています。フランスを始め周辺諸国では連日、感染者数が最大記録を更新中であり、ここベルギーも例外ではありません。ここ数日で1日あたりの感染者数はついに2万人に迫る勢いとなり、第一波時の8倍もの感染者が報告されています。私の住むアントワープ市はフランダース地域というベルギーの北側に位置するのですが、先週からさらに規制が厳しくなってきています。
大学も今週から全ての授業をオンラインに切り替えることを決断しました。留学する身としては非常に残念ではありますが、大学側はオンラインを活用した様々なイベントや交流会を企画してくれているおかげで、充実した留学生活を送れています。
留学プログラムについて
少し遅れて始まった2020年度プログラムですが、通常通りに進んでいます。私にとっての初めての英語でのプログラムということもあり、ついていくのがやっとというのが正直なところです。ですが授業はほぼ全て録音してある為、何度も聞いて復習することができます。少しづつ慣れてきているような気がしたり、そうでもなかったり…を繰り返している状況です。閉じこもりがちの日々ですが、できるだけ早く慣れていきたいものです!
現在は統計、データ分析、疫学の基礎、研究計画、そして研究提案書作成の授業を受けています。研究提案書作成の授業はプレゼンがたくさんあるのですが、最初上手くいかずなかなか落ち込みました。当てられて意見をすっと言えなかったり、きっと留学初期にはよくある事なのでしょうが、劣等感にも苛まれました。(早すぎでしょうか笑)それでもこの一ヶ月でかなりよくになってきたような気がしています。
疫学コースでは様々なバックグランドを持った学生がいます。皆さん日本でコロナの感染拡大が落ち着いていることについてとても興味を持って、私にもいろいろ聞いてくれます。ヨーロッパでこのような状況になるたびに、日本の感染対策と比較してみたり考えています。もしかしたら、日本のコロナ対策に何かヨーロッパ諸国に応用できるような秘密があるのかもしれませんね。
現地ロータリークラブとの交流
10/1に現地ロータリークラブの方々に例会に招待していただきました。皆さんとても温かい方々で、私を気にかけていただいております。日本人を招待するのは初めてということで、日本に関するお話もたくさんさせていただきました。最後にお互いのクラブバナーを交換させていただきました。今後再びコロナウイルスが収束した後に、訪問させていただく予定であります。