国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

ロータリー平和センターセミナー報告

2018年06月06日

ガバナーノミニー・ロータリー財団部門長
瀧 満

 

日時 平成30年6月2日(土)10:00~17:20
場所 国際基督教大学内 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 国際会議場
参加 瀧  満

1)ロータリー平和セミナー報告(10:00~12:00)

  1. ロータリー平和センターの今後の方向性…R財団管理委員 北 清治氏

    • 1990年日本の平和センター設立、2002年より活動がスタート
    • 15年で1160名の卒業生を送り出している
    • 2030年までに世界で新たに4つの平和センターを設立予定(アジア・北アフリカ・中南米・中東)
    • 平和センター学友会の設立を推奨
    • R財団の評価は4つ星の最高評価を10年連続貰っている。それも満点評価との事(世界の数ある奉仕団体の中で3つしかないとの事)。満点の評価基準は寄付総額の90%以上を奉仕活動に使っているという内容が含まれている。R財団は91%を奉仕に使っているという事で評価が高い。
    • 現在R財団の全資産は約10億ドル.世界のDDFの残高は5400万ドル(日本は800万ドル)で大きな資金が眠っている。有効に使って欲しい。
    • “日本平和センター冠名基金”を創設するので、各地区のDDFよりのご支援を頂きたい。基金の目的は“世界平和に貢献できる人材を育てる事と会員の寄付を有効に利用する事”とのこと。田中作治元RI会長が来られておりまして、この冠名基金に毎年1000万円寄付すると発表。
  2. DVDプログラムの内容・・・ホストエリアコーディネーター補佐
    鬼島雄三氏より説明

    • ホストエリアコーディネーターの皆様が、平和フェローの認知度を上げるためのDVDを作成し、上映した。各地区に配布するとのことで、地区の研修等で有効に使って欲しいとの事。
    • RIのポリオ撲滅後のメインプログラムが平和フェローの予定
    • 毎年のフェローは約1100名の応募の中から100名が選ばれ、世界で5ヶ所の平和センター(大学)で2年間の研修を受けている。(タイのチェラロンコーン大学だけは3ヵ月の短期プログラム)
    • フェロー1人の経費は約8万ドル。
    • 日本のロータリアンは1人当たり15円(全体で約130万円)拠出して頂いている。
  3. 日本の平和センタープログラムの現況…ホストエリアアドバイザー
    山崎敬生氏より説明

    • 昨年、全国のロータリアンへの平和センターに対するアンケート結果(昨年11月のロータリーの友に掲載)によると、約80%の会員が全く知らないか、よく知らないとの結果である。
    • フェローの活躍は目で見えにくいが世界平和に関する活動をロータリアンになりかわって、フェローがやって頂いていることを認識してほしい。
    • 各地区で認知度アップの為の研修会の開催などが大切であると感じた。
  4. 組織の変更他について

    • 2019年度より各地区の財団委員会の中の小委員会に『ロータリー平和フェローシップ委員会』の設置が義務付けられます。
    • 国際基督教大学の中でのフェローの活動を同大学のHPの中で見ることが出来ます。(但し英語版)

2)第16回ロータリー平和センター年次セミナー報告(13:00~17:20)

午後から8名の16期生のプレゼンが17時過ぎまで行われた。英語での発表であったが、素晴らしい同時通訳でよく理解できた。単純に平和というがその視点は多岐に渡る。例えば食料であったり、産業の構築であったり等々。それらの事がよくわかる、フェローのプレゼンであり、ロータリーの貢献度がこれほど高いのかを知ることが出来る。
全国のロータリアンにフェロー並びに財団の理解を深めて頂くためには、まず地区財団委員長又は地区関係者がフェローの話しを直接聞くことが近道だと思う内容であった。2720地区としてもこのセミナーには毎年、関係者をそれも毎年違う方を派遣することが、地区の知識を上げるために不可欠であると感じた。

 

【言葉の解説】
ホストエリアとは日本で平和センターを主導する役割を担ったエリアで6地区で構成されている。

 

※17:20より懇親会が開催された。

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