ロータリー財団・米山記念奨学会合同セミナー報告
2016年10月06日
米山記念奨学会部門長
秋吉 実(杵築RC)
地区内のロータリアンの皆さまには、平素から米山記念奨学事業にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。
去る9月17日に、ロータリー財団・米山記念奨学会合同セミナーが、ホルトホール大分で開催されました。例年、同じ時期に米山の単独でセミナーを行っていましたが、今年度は、ロータリー財団部門との合同開催が実現し、前田眞実ガバナーをはじめ、地区内のロータリアンや関係者250名が参加し開催されました。
セミナーは、前田ガバナーの点鐘で始まり、私と瀧 満R財団部門長の開会あいさつ、来賓紹介、ガバナー挨拶と続きしました。
全体会終了後、R財団部門のセミナーが行われ、最初に、木村 初前部門長から「2015~2016年度R財団DDF資金決算報告」があり、合わせて地区補助金活動プロジェクトの種類、プロジェクト実施地域の説明がありました。
続いて、グローバル補助金留学生講演「グローバル補助金での留学とその課題」と題して、産業医科大学医学部・公衆衛生学特任教授の冨岡眞一氏の講演がありました。自ら体験したグローバル補助金の申請と留学を通してご苦労された体験の報告があり、あらためて、私たちロータリアンのグローバル補助金に対する認識不足と、申請者への雑な対応など多くの課題をご指摘いただき私たちも考えるところがございました。
その後、地区補助金実例報告が熊本西南RCと中津RCからあり、最後にR財団部門の各委員会からの報告と続き、R財団部門のセミナーを終了しました。
休憩後、米山記念奨学会部門のセミナーへと移り、最初に「米山記念奨学事業の醍醐味・国際奉仕と人材育成」というテーマで、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の学務・学友担当の武本泰子氏に講演していただきました。
米山の事業をよく知らない方も、我々委員会メンバーにも分かりやすいご説明で参加者には好評でした。
続いて、地区米山資金推進委員会の上林節郎委員(熊本菊南RC)に「ロータリーの創始者・米山梅吉翁について」と題してお話しいただきました。上林委員は、梅吉翁の著書をほとんど熟読されていますので、幼少時代からロータリーを創設されるまでの詳しいお話を熱弁されました。その後は、学友会の全 紅女会長と副会長でよねやま親善大使のスチッタ・グナセカラさんから学友会の活動報告とお知らせ。米山奨学生3名による「5分間スピーチ」と続き、学友と奨学生の姿を参加者の皆さまに見ていただくことができました。
最後は、このセミナーを企画した地区米山資金推進委員会の土谷壮司委員長(宇城RC)から、第2720地区の寄付金の状況の報告があり、「34地区中28位という順位よりも、その28位が後ろ向きではなく前向きであってほしい」と土谷節で強く訴える姿に、参加者の皆さまだけでなく、私たちも圧倒され「前向きに!」とあらためて決意をいたしました。
セミナー終了後、米山記念奨学会部門担当諮問委員の赤山武興パストガバナーとR財団部門担当諮問委員の小山康直パストガバナーから講評をいただき、すべてのプログラムを終了いたしました。