使用済み硬式テニスボールを集めています
2014年09月09日
宇土ロータリークラブ
作守順子
写真のように使用済みの硬式テニスボールを机や椅子の脚にはめ込むと、床で引きずる音が大幅に軽減されます。
このアイディアは聴覚障害者の施設で始められたのですが、聴覚障害者や音に敏感な子供が共に普通の学校で学ぶことにも役立ちます。
障害者と健常者が共に学ぶことを「インクルーシブ教育システム」と呼んでいまして、説明を引用しますと、「人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組」ということです。
宇土ロータリークラブでは、使用済み硬式テニスボールを5000個集め、近隣の学校で聴覚障害者が普通の学校で勉強できる環境造りを整えたいと考えております。
全国のロータリアン、ロータリアンファミリー、ローターアクト、インターアクトの皆さん、聴覚障害者の教育環境を広げるためのテニスボール集めにご協力宜しくお願いします。
【募集内容】
◆使用済み硬球のテニスボール
12個(1ダース)以上まとめて、着払いにてお送り下さい。
◆目標5000個
◆募集期間 ~2015年3月31日
◆送り先 〒861−3104
熊本県上益城郡嘉島町北甘木1891
(株)CHAOS•SYSYTEMS内 作守順子宛
電話096-237-1154 FAX096-237-1739
<この事業の専用ページ>
https://www.facebook.com/udorotaryclub.ies
※インクルーシブ教育システムについて、意義と意味(Q&Aより)
インクルーシブ教育システム(inclusive education system)とは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みです。そこでは、障害のある者が一般的な教育制度(general education system)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」(reasonable accomodation)が提供されること等が必要とされています。
また、報告では、インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である、小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意しておくことが必要である、とされています。
基本的な方向性としては、障害のある子供と障害のない子供が、できるだけ同じ場で共に学ぶことを目指すことが大切です。その場合には、それぞれの子供が、授業内容が分かり、学習活動に参加している実感・達成感を持ちながら、充実した時間を過ごしつつ、生きる力を身に付けていけるかどうか、これが最も本質的な視点であり、そのための環境整備が必要です。
リンク先→http://inclusive.nise.go.jp/?page_id=40