交換留学50周年(12/19朝日新聞掲載)(本渡RC)
2019年12月25日
本渡RC
深谷 茂
熊本県天草市の本渡ロータリークラブ(RC)が独自のルートで始めた、日本とオーストラリアの高校生の交換留学が、来年2月で50年となる。留学を機に新たな出会いがあり、留学や草の根交流を支える側となった人もいる。1期生の穐山(あきやま)真美子さん(64)と、夫でオーストラリア生まれのジョニー穐山さん(71)もその一例だ。
天草市内のホテルで今年8月25日、オーストラリア・メルボルンでの約6週間の短期留学を終えて帰国した天草高校2年、蓮本あやめさん(17)を両親や本渡RCの深谷茂会長(67)らが出迎えた。蓮本さんは「すごく楽しかった。もう一度、きちんと勉強してオーストラリアに行きたい」と話した。
その場には、穐山さん夫妻の姿もあった。毎年、夏と冬に約2週間、オーストラリアを訪れ、現地のRCとの交流も重ね、帰国時は交換留学生に同伴する。真美子さんは「ぐっと大人になって帰って来ます。本当に1カ月半の間の成長ぶりが見てとれるぐらい。よかったなと思います」と話す。