熊本震災復興支援チャリティコンサート報告 (日田RC)
2016年10月18日
日田RC
広報委員会 実行委員長 宮﨑 秀人
今回の熊本大分地震は各地に多大な被害を与え、特に熊本県全域に、いまだかつてない規模の被害をもたらしました。熊本城の石垣ももちろんですが、阿蘇市の阿蘇神社の山門の崩壊などは、心の拠り所の神社の存在を脅かし、地域の住民の精神的なショックはいかばかりかと存じます。日田市の被害は軽微だったものの、周辺部の損害も多数報告されています。
我々日田ロータリークラブは、初めて、ごく近隣の地域での災害を経験し、なすすべもなく、立ちすくむだけの毎日でしたが、とりあえず、地区への寄付は行ったものの、自らの手で、新しい継続的な支援の形を模索できるのではないかと考えていました。偶然にも当クラブ会員の吉富今日子さんは、災害地である阿蘇市のご出身でもあり、幼少の頃から民謡に親しみ、全国の大会で受賞経験もあり、民謡のお仲間も多く、会員のご協力で新たな事業として、開催にこぎつけました。
当日は、観客の動員が心配でしたが、マスコミ各位や、会員が一丸となって、チケットを販売いただき、当日のお申し込みも多く、予定の観客数を達成いたしました。
会場の手配、受付、駐車場係、館内誘導、演奏者のお世話などなど、クラブ会員の奉仕精神が随所に光りました。
コンサートも力強い太鼓で始まり、吉富会員の名調子と名司会で、会場は割れんばかりでした。清々しいまでの若い力と、熱い思いで、私も感動いたしました。
観客数 350名、総売上、経費を差し引いた利益額は55万円に達し、当初の計画を上回る成果でした。
これも日田市の皆様の熊本震災復興に対する熱い思い、会員各位のご協力、そして何よりも演者の皆様の真摯な思いと奉仕の精神に感銘いたしております。寄付金は9月16日に、阿蘇市長に直接手渡ししましたことを、ここにご報告させていただきます。