2021~2022年度 匠表彰 「匠の連携で善満寺建築」(杵築RC)
2022年02月15日
杵築RC
会長 秋吉 実
石堂 高一 氏 「原木伐採・製材」
甲斐 冨久 氏 「宮大工」
報告 職業奉仕委員長 渡邉 雄爾
杵築ロータリークラブでは、職業奉仕活動の一環として、毎年、杵築市内在住で長年にわたり伝統の技と卓越した技術の持ち主に、独自で「匠」と認定し表彰しています。
これまで、鏝絵を通して伝統の技術を磨き継承している左官さんや、陶芸家、筆職人、金物職人、鍛冶職人の皆さんを表彰してまいりました。今回は、卓越した技の連携で善満寺を建築した、杵築市山香町内河野在住の原木伐採・製材業の石堂高一氏と宮大工の甲斐冨久氏のお二人を「匠」として認定し表彰いたしました。
表彰式は令和4年2月1日、善満寺(杵築市山香町内河野)にて、新型コロナ感染対策のため、秋吉 実会長と職業奉仕委員長の渡邉の2名で執り行いました。本来なら会員全員で見守り、祝福したいところでしたが、オミクロン株感染者増加でそれもかないませんでした。
表彰式の前に、善満寺建築にあたっての苦労した点を伺いましたが、甲斐さんは「苦労はまったくありませんでした」石堂さんは「束の一本も間違いはありませんでした」と自信満々に話されていました。秋吉会長からは「図面無しで原寸を起こし、大きな材料を切り込み、組み込んでいく技術は素晴らしい」「甲斐さんの注文通りに石堂さんが原木を伐採し、製材していく連携は、ほかに例のない特別な技術ですね。これぞ匠の連携です。どうか後継者を育成してほしい」と、一級建築士としての感想もありました。
表彰式では、秋吉会長から表彰状と記念品が贈呈され、お二方は「まさか、こんな表彰を受けるとは思わなかった。とてもうれしいです」と、笑顔で語っておられました。
以上、これをもちまして、今回の匠表彰の報告とさせてもらいます。
杵築ロータリークラブでは、今後もこの「匠表彰」を続けていきたいと考えております。