柳ヶ浦高校インターアクトクラブ活動報告
2014年08月21日
柳ヶ浦高校インターアクトクラブ
顧問 大谷 綾
今回、本校インターアクトクラブの中から、様子を2つご紹介したいと思います。
本校のインターアクトクラブの部員数は現在8名です。昨年は3年生がほとんどであり、卒業時は5名にまで減少しました。さらに…2年生の2名、1年生の2名が個人の事情で退部し、部員は1名となってしまいました。これは長い歴史をもったインターアクトクラブの存続の危機…。
顧問として焦りを持ちつつ4月、1人だけのクラブが始まりました。去年ボランティア活動を通してやりがいや楽しさを皆に知ってもらいたいと、新部長がポスターを何枚も制作し、掲示しました。
このポスターのお蔭か、新1年生が入学し数週間が経った頃、7人の生徒が新たに入部決定!!26年度は2年生1名、1年生7名で新スタートできたのでした。
さて、新メンバーが始まっての活動の第1弾は、宇佐市の『第10回宇佐航空隊平和ウォーク』でした。毎年本校がスタート会場になっており、救護のボランティアをさせて頂いてます。今年は救護の活動はほとんどなく、受付最後の参加者の皆さんと一緒に宇佐市(柳ヶ浦)の戦争跡地などをめぐって歩きました。皆で説明を聞きながら次の目的地まで歩く途中、生徒数名がグループの一番後ろ、しかもゆっくり歩いていました。追いついてきたので「もっとしゃんしゃん歩き!!」と声をかけると、生徒は1人で参加していた、70~80歳代の高齢の女性とペースを合わせ、一緒に歩いていたのです。「1人できつそうやったけん」と生徒はいいました。その女性は途中の休憩所でリタイアをされましたが、「あんたたちが一緒に歩いてくれたけん、ここまで歩けたわ。ありがとう」と声をかけて下さいました。生徒たちはとても嬉しそうでやりがいや楽しさにつながる大変嬉しい一言を頂けたのではないかと感じています。
先日行われた年次大会では、農泊という貴重な体験をさせて頂きました。「知らん人と一緒で知らん人のお家でどうしよう…不安や」という生徒が大半でした。私自身迷惑はかけてないか…何かあったらどうしようかと心配で、夜自宅に帰ってからは携帯を肌身離さず持ち歩きました。朝になり、安心院文化会館で生徒はどんな顔をしながら来るだろうかと不安でしたが、生徒たちの顔はとても明るく、昨夜のごちそうの話や、一緒に過ごした他校の友達と楽しく過ごした話をたくさんしてくれました。この様な体験は、他ではできない貴重で、生徒の心に残る2日だったと生徒共々感じています。
本校のインターアクトクラブは他校に比べると活動も少なく、ボランティア活動が好き、ボランティア活動をしたい!!という生徒ではあるものの、積極的な意見や行動力がありません。しかし、年次大会で他校の活動を知り、「もっと活動するために具体的なプランを立てよう!!」と部長の発言もありました。2学期はまず校内から、そして地域で少しでも役に立てる様な活動プランを立てる予定です。また一歩進んだ本校インターアクトクラブの様子を皆さんにご報告できたら…と思います。