【NPO法人外国から来た子ども支援ネットくまもと】支援について(熊本東南RC)
2022年01月18日
熊本東南RC
杉本 整哉
NPO法人外国から来た子ども支援ネットくまもとは、2009年より熊本県内全域にて外国にルーツを持つ子どもたちへの日本語教育・教育支援活動を行っているNPO法人です。
このような団体に、熊本東南RCとして何か支援が出来ないかという協議のもと、先ずは実際の活動状況を視察に伺おうということとなりました。
代表の竹村氏へ連絡を取りお話したところ、是非視に来てほしいと仰っていただき、令和3年11月21日に熊本国際交流会館での日本語教育(小学生対象)の現場を視察させて頂きました。
熊本国際交流会館での日本語教育風景(小学生対象)
代表の竹村氏へお話を伺ったところ、下記のような問題を抱えているとのことでした。
- ここに来ている子たちの中には、学校へ小さな外国から通っているような感覚の子もいる。(家庭では母国語で会話が行われているため、1歩外に出れば外国のよう)
- ダブルリミテッド(2つの言語どちらも年齢相応の言語能力がついていない状態)の子どもも多くいる。
- 外国には授業参観やPTAなどの文化がないところも多く、子どもが親に説明しても理解できないことがある。
- 日本語指導は難しく、素人ではうまく伝える事が出来ない場合も多いので、行政がきちんとした体制を整理して運営してほしい。
- 企業様からの寄付をいただくこともあり大変助かるが、単発での寄付の場合が多く、次年度の計画へ反映させることが難しい。
- 永続的な支援がいただけると、ボランティアスタッフへの金銭的サポートや計画的な活動が行えるのでありがたい。
支援活動の視察を終えて、改めてクラブで協議を行いました。
当初は、日本語教材の購入費に充てていただこうと、図書券の寄付を考えておりましたが、ボランティアスタッフへの金銭的サポートや、預かる子どもたちの保険料などの問題を考慮し、現金を寄付させていただくこととなりました。
(右より2人目が代表の竹村氏)
最後に、竹村氏はこのように仰っていました。
「日本語指導を必要としている子どもが、熊本県のどこの小中高校に在籍していても、全員日本語指導が受けられるようになるまで、今後もさらに活動を続けていきます!!」