グローバル補助金奨学生中間報告 垣野 星(第1回)
2020年09月01日
2020 ~ 2021年度 グローバル補助金 奨学生
垣野 星
第1回 中間報告及オリエンテーション(2020年6月10日〜2020年8月31日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 林明様(熊本江南ロータリークラブ) |
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カウンセラー(受入側) | Jun Nakamura(RID3350 Buengkum R.C) |
教育機関 | Mahidol University(Thailand) |
専攻分野 | 公衆衛生学(MPH取得) |
2. 学業面での成果
今年の6月よりタイのバンコクにメインキャンパスをかまえるMahidol UniversityのMaster of Public Health international programに進学しています。本来であれば、5月中旬にタイへ入国し、新生活の準備をはじめる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でそれは叶わず、日本でオンラインを受けている状況です。
Mahidol Universityはタイで有数の総合大学で、特に医学部の熱帯医学は日本でも有名です。また、公衆衛生学に関しても有名で、日本ではまだ公衆衛生という言葉自体が浸透していないイメージですが、海外ではこの学問は昔から大学で学べる環境が整っており、MUでも1948年に公衆衛生学部が設立され多くの卒業生を輩出しています。
日本では、大学院の学業期間は2年が一般的ですが、MUのMaster of Public healthは約1年間で卒業となります。そのため、授業のスケジュールがとてもタイトで課題も多いため、毎日授業と課題に追われて生活しています。今期は、6科目の授業を受けていて、統計学、疫学、行動科学などを学んでいます。今年度は、ミャンマー、バングラディッシュ、ネパール、インドネシア、ブータンからこのプログラムに参加しており、オンラインでのコミュニケーションですがグループワークなどを通してお互いに刺激をもらっています。
↑本来ならばここで学んでいるはずだった公衆衛生学部の建物です。
3. ロータリーとの交流
先日開催されたRI2720ロータリー財団部門会議でオリエンテーションのお時間をいただきました。その中で、今回MUに進学するにいたった経緯をプレゼンテーションする時間もいただき、大変有意義な時間となりました。公衆衛生学はあらゆる視点から人々の健康状態とQOLを向上させることが目的の学問ですが、私は微生物がとても大好きで、今後は感染症を軸に公衆衛生の分野で活躍できる人材になれればと考えています。
↑2720地区の皆様の前でプレゼンテーションしている様子です。