グローバル補助金奨学生中間報告 垣野 星(第4回)
2021年02月01日
2020 ~ 2021年度 グローバル補助金 奨学生
垣野 星
第4回 中間報告書
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 林明様(熊本江南ロータリークラブ) |
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カウンセラー(受入側) | Jun Nakamura(RID3350 Buengkum R.C) |
教育機関 | Mahidol University(Thailand) |
専攻分野 | 公衆衛生学(MPH取得) |
2. 報告
新年あけましておめでとうございます。2020年は私にとっても皆様にとってもある意味特別な1年になったのではないかと思います。とりあえずこの状況を受け止めて2021年も日本でできることをしっかりとやっていきたいと思います!
1月4日から早速2学期がスタートしています。1学期と比べて授業数は少ないのですが、修士論文が本格的に始まったので、授業がない時間もせっせとパソコンに向かっています。まだ対面であったことのない先生(タイでは先生のことをAjarn/アジャーンと呼びます!)にアドバイスをもらいながら、1人日本でデータの収集、分析、修士論文の執筆まで走り抜けることができるのか不安な毎日ですが、なんとか頑張りたいと思います、、、!
タイは他の国と比べて、コロナ感染拡大に関しては落ち着いていましたが、昨年末から国内での新規感染者数が増えました。タイは日本と比べて早い段階の昨年3月には緊急事態宣言を出し、厳しい入国制限や国民の活動制限を行っていました。その対策のおかげか、国内の市中感染を抑え込むことに成功していましたが、昨年12月に1000人規模の集団感染が起こっています。これは不法入国したミャンマー人労働者から感染が拡大したと言われており、そこから一気にタイ国内で市中感染が広まっています。日本は島国のため、主に飛行機の制限を行えば他国との人の行き来は制限でき、空港での検疫が主になりますが、タイのように陸続きで国が隣り合っている場合は、空港以外にも陸の国境での交通制限や検疫を考えなければいけません。ネパールにおけるコロナ感染拡大もインド-ネパール間での外国人労働者の行き来が大きな原因といわれています。当たり前のことですが、国が変われば感染対策も大きく変わることに改めて気づかされ、感染症対策の分野は興味深いなと思う毎日です。
こんな感じで、毎日オンライン授業を受けています。