ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第15回)
2021年02月01日
グローバル補助金奨学生
赤山 紗也果
新学期を迎えて
新年を迎え、まもなく冬学期が始まりました。今学期もすべてリモート授業です。冬学期のスタジオは先学期と同じVanportという地域を対象としたスタジオを選択しています。これはオレゴン大学のランドスケープ学科の中でもOregon Sequenceと呼ばれるプログラムで、先学期の秋学期はリサーチを中心に行い、今学期はそのリサーチをベースにデザインにフォーカスをし、来学期も同じ地域を対象にデザインをさらにしていくという、三学期にわたるプログラムです。普段のスタジオでは一学期でリサーチからデザインまでしていくので、それぞれにかけられる時間が十分でないなと感じたり、もう少し時間をかけて詳細デザインまで行いたいと感じたりすることの解消を目標としたプログラムになっているそうです。今学期もこのスタジオを選択したからといって次のスタジオの選択しなければならないということはなくこのプログラムのスタジオの選択に関しては毎学期、希望調査が行われます。私は先学期のスタジオで対象地のVanoportをはじめオレゴン、アメリカの人種差別や第二次世界大戦前後の歴史について学ぶことができ、今学期もこのOregon Sequenceのスタジオをとることにしました。写真は現地調査に行った時のものです。コロナウイルス感染拡大防止のため、各個人もしくは少人数で車で乗り合わせて行くことになり、私はクラスメイトに乗せてもらいました。Vanportはポートランドにあるため、頻繁に現地に行くことはできませんが、先学期中は一度も行けなかったので、実際に現地を見ることができ、よかったです。
そのほか、Research Methodという修士プロジェクトに向けての準備を少しずつ始める授業やGISのクラス、さらに学科外のArt History学科の授業でTop Land and Environmental Artという授業を受けています。Research Methodのクラスの中での少人数グループで久々に大学近くの公園へ出かけました。散歩しながら、授業のことなどを話しました。オンライン授業になって実際に友人たちに会える機会がなくなったので、とても新鮮に感じ、楽しい時間を過ごすことができました。もちろんソーシャルディスタンスを保って会うことになりますが、たまにはこのような時間があるといいなと思いました。
日本だとよくピースポーズをして写真を撮るということで、みんなでピースをして写真を撮りました。
授業外での生活
コロナウイルスの影響で基本的に家にいることが多いということもあり、ルームメイトと一緒にこたつを買い、リビングに日本らしい空間ができました。ルームメイトは日本のアニメを観ることも多く、以前からこたつの存在を知っていたようです。先日はぜんざいを作ったので、こたつで一緒に食べました。最近は、こたつにパソコンを準備して、ズーム画面を共有して二人で一緒に授業に参加しています。コロナ禍で他の友人等をこたつに招待することができずに残念ではありますが、二人で暖かくして過ごしています。
また、Eugene MetroロータリークラブのKathyさんともズーム越しに連絡を取り、近況を報告しました。まだロータリークラブの集まりもオンラインで行われているのですが、時間が合うときにはまた参加させて頂こうと思っています。