グローバル補助金 留学レポート 林 陽香 (3月)
2021年04月19日
グローバル補助金奨学生
林 陽香
3月レポート
3月最終週にサマータイムが始まり、ベルギーでは夜まで明るい季節が始まりました。夜8時をすぎても明るいというヨーロッパならではの生活を楽しんでいます。
前回のレポートでも述べましたが、二学期はより具体的かつ実践的なトピックを扱いながら授業が進んでいます。いうまでもなく、コロナウイルスによるパンデミックも頻繁に扱われるトピックの一つです。感染症の授業ではモデリングの基礎などを学び始めました。TopicinEpidemiologyのクラスでは一つ一つの授業において各教授が何を研究しているかのトピックを紹介しつつそれぞれの分野の概要について学んでいます。一つずつの授業がとても重く、まるで一つの大きなコースの様ですが2年目でどの様な修士論文を書くのか、将来どの分野に焦点を置くのかと言うことについて考え始める良いきっかけとなっています。
一部のクラスはオフラインで再開していたものの、イースターホリデーを前に、研修やラボワークを除いた全ての授業が強制的にオンラインへと戻ってしまいました。かろうじて図書館は空いておりますので、外に勉強できる場所があり友人たちで集まって勉強することもしばしばあります。今学期はグループワークや集団で行わなければならない課題が多いため、オンラインで全てを話し合うことの大変さを実感しています。
現地ロータリークラブの方で様々なイベントを企画してらっしゃいましたが、残念ながらそのほとんどがキャンセルとなってしまっております。先日西陵ロータリークラブさんの例会にオンラインにて参加させていただきましたが、日本では再び集まって皆さんでお食事することができる状況になっていることを目の当たりにし、ヨーロッパとの違いを実感しました。ここでは現在レストランやカフェなど飲食店の中で食べることは禁止とされており、テイクアウトのみが許されています。現在のところ5月の頭には再開する見通しが立っているとのことなのですが、変異株の蔓延によりはっきりとは断言できない状況です。1日も早くWilrijkロータリークラブの皆さんと再びお会いしてお話しできる日を心待ちにしています。
先日アントワープにあるチョコレート博物館に行ってまいりました。チョコレート製造の歴史から、現在のカカオ豆の輸入や加工についての解説など興味深い内容でした。カカオ豆やチョコレートを使ったコスメ用品も販売されており、こちらにお越しの際はぜひ一度立ち寄っていただきたい場所です。
3月は体調が芳しくなく、精神的にも辛い日々が多かったのですが、たくさんの友達に支えられて生活ができています。同じプログラムの友人の一人に、ご実家のディナーによんでいただき、たくさんのベルギー家庭料理を披露していただきました。どれも美味しく、充実した時間を過ごすことができ、辛い時期を乗り越えることができたと思います。
日本に旅行したこともあるご家族で、日本の話もすることができ懐かしくなりました。良い友人を持つことができて心から幸せです。