グローバル補助金奨学生中間報告 田添 敦也(第2回)
2021年11月02日
2021 ~ 2022年度 グローバル補助金 奨学生
田添 敦也
第2回 中間報告書
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 川﨑誠治 様 ロータリー財部門長(宇城RC) |
---|---|
カウンセラー(受入側) | Judith Page(R.C of North Melbourne) |
教育機関 | University of Melbourne |
専攻分野 | 地域社会の経済発展 |
2. 学業
今学期の授業も後半に入り、内容が基礎的なものからより専門的で深い内容になってきたと実感しております。ただ、前半部分に学習してきた基礎的な内容が土台となり、活きてきているのを感じているので、やはりコツコツ積み上げることが何より大切なのだと改めて感じます。また、たくさんのリーディングや授業でのディスカッションを経験するにつれて、個人的にこのクリティカル・シンキングの力が成長してきたのではないかなと思います。日本の大学でもそうだと思うのですが、学習カリキュラムの中心にあるものは、メルボルン大学でも批判的に物事を見る力を身につけることです。それが、いわゆる、クリティカル・シンキングというものです。エッセイを書くときには、この能力が非常に大切になる上に、何かを分析していく上でも非常に大切になってくると思うので、さらに磨きをかけていけるように励みたいと思います。
最近、「ジェンダーと開発」に関する授業においてグループでプレゼンテージョンをする機会があったのですが、以下の写真はグループワーク中に撮ったスクショになります。オンラインということもあり、グループワークの実施が難しい中で他の授業はほとんどなかったのでとても新鮮でした。ちなみに内容としては、結婚慣習がジェンダーの不平等にもたらす影響ということで、あまり表に出てくることのない話題なので自分自身知らないことが多い分野でした。個人的にインドのダウリーと呼ばれる慣習に非常に興味があったので、そのことをグループメンバーに伝えると、ぜひそれをメインテーマとしてプレゼンをしようということになり、とても楽しく文献リサーチやパワーポイント作成に取り組むことができました。同時に、ダウリーが複数の地域において(特にインドで)現在でも根強く残っており、暴力や早期婚、最悪の場合死亡するケースなど、様々なジェンダー格差を引き起こしている現状を知り、重大さを感じました。今はコロナの影響もあり、フィールでの経験を積むことはできませんが、プレゼンテーションや授業における学習で学べることは非常に多いので、今後も頑張って行きたいと思います。
3. 受入ロータリーとの交流
写真を撮り忘れてしまったのですが、今月は3回、メルボルンのロータリークラブのオンラインミーティングに参加させていただきました。オーストラリアという多国籍国家のロータリークラブということもあり、毎回顔ぶれは少し変わるのですが、非常にインターナショナルなメンバーになっていて、お互いに学びあえる空間になっているなと感じます。また、皆さん非常にフレンドリーで、話しやすかったです。よくバーベキューをするらしいので、参加して一緒に焼肉を食べたいものです笑。3回ともゲストレクチャーが来てくださり、女性の社会的地位の向上、アフガニスタンからの移民受け入れ、DV問題に関して取り組んでいる方々からの話を聞きました。実際に現場で働いている人たちから聞く話は非常に新鮮で興味深いものでした。実際に授業で学んだことと重なる部分もあったので、非常に勉強になりました。また、もしかしたらDV問題に関しては、お手伝いをさせていただく機会をいただけるかもしれないので、その時はまた報告させていただければと思います。
4. その他
つい先日、大学からインターナショナルスチューデントの受け入れ開始に関するメールをいただきました。毎週100人くらい受け入れをするらしいのですが、優先順位などがあるらしく、自分はまだ該当しなさそうなので、もう少し先になりそうですが、オーストラリアに行けるという現実的な道が見えてきたので、大きな一歩だと思います。