グローバル補助金 留学レポート 林 陽香 (11月)
2021年12月17日
グローバル補助金奨学生
林 陽香
11月レポート
ベルギーも非常に寒い季節になってきました。雪が降るか降らないかというところまで来ており、昨年以上に寒くなる予感がしています。日本のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。季節が冬に近づくと、圧倒的に日照時間が減ってくるために気分も落ち込みがちです。と共に、コロナウイル市感染者数も急激に増えており、ようやくピークが終わったような状況なため、クリスマスシーズンとはいえイベントごとにおいては日々制約が厳しくなりつつあります。ブースターショットが既に高齢者を対象に開始されたようです。クリスマスをフランスの友人宅で過ごす予定の私にとっては、国境に関する新たな制約が追加されないことを祈るばかりです。
もちろんクリスマス時期ですので、街も完全にクリスマス一色という感じで、見ていてとても楽しいです。
11 月は主に修士論文のテーマの承認をもらうための提案書などに時間を費やしまし た。テーマは以前のレポートでも報告させていただいたようにエチオピアの熱帯病に関するものです。以前ケニアに滞在していた時に興味を持った僻地での現代治療についてであり、興味を持った内容のプロジェクトに出会えて非常に光栄です。現地でのデータ収集できた場合とできなかった場合の二つのテーマを申請していますが、体調不良も相まってなかなか思うように進みませんでした。
エチオピアの不安定な情勢も相まっていつ行けるのか正確には分かりませんが、大使館とやりとりしながら調整しています。研究対象エリアはだいぶ落ち着いてきたようで安心しております。
せっかく留学に来ているのに思うようにいかないことが多くもどかしいですが、こちらの友人に、”You are not here for only study, you have life here.” 「ただ勉強しに来ているだけじゃなくてここで人生を生きているのだから」と言われ、海外に⻑期住むことの大変さもさることながら、素晴らしさを実感しています。外国人として生活することは私にとってやはり向いているなと感じることもあり、社会の期待を感じずにいられる事は精神面にも良い影響を与えてくれていると思います。
夏のイベントを最後に現地ロータリークラブのイベントに参加する機会がないまま、全てオンラインと移行してしまったのは非常に残念です。クリスマスのイベントは残念ながらテストの日に近くオンライン参加もできないのですが、年が明けましたらぜひまた参加させていただきたいと思います。
大変申し訳ないことに、今月は全くと言っていいほど写真を撮っておりません。撮っていたのがこちらのベルギー食材、セロリアックというセロリの根っこだけでした。とても珍しいので載せさせていただきます。これをオーブンで焼いた後にパンのように切ってシチューなどと食べるのが一般的なようです。(完成品の写真すらなく申し訳ありません…)