2022年01月12日

グローバル補助金奨学生
赤山 紗也果

最終スタジオ

今学期のスタジオがプログラムで受講する最後のスタジオでした。対象地はポートランドの路面電車の駅のデザインでした。ＧＩＳという地理情報システムを使ってリサーチをしたり、それをもとにデザインを考えたりしました。今回は、スケールの大きい対象地における、各駅のデザインという課題で、今までとまた違うスケールでデザインを考える機会だったと思います。これまでのスタジオの集大成となるような出来だったかはわかりませんが、最後のスタジオは、以前のように対面で出来たことは嬉しくも懐かしくもありました。

日本語クラスのアシスタント

今学期から、オレゴン大学の東アジア言語の言語学部で日本語クラスのアシスタントとして働き始めました。Graduate　Employee（通称GE）というシステムで大学院生が授業やリサーチのアシスタントとして大学で雇われ、その分、その学期の学費が免除されます。また仕事内容に応じて給与が出ることもあります。自分の所属する学部でGEをする学生が多いのですが、私の所属するランドスケープ学科のGEの募集人数は大変少なく、他学科のGEに応募する同期もいます。そして今学期から2クラスを担当し、日本語教員のアシスタント員のアシスタントとして働いています。日本語学科の先生による授業の翌日に、おもに復習や会話練習を目的とした授業を担当し、週に２回の授業を担当していました。長崎大学に在籍していた頃に日本語チューターとして留学生を支援していた経験はありますが、言語学や教育学が専門ではないので、ほぼ日本語を知らないアメリカ人を中心とする学生に教えるのは、時に難しく、今まで気づかずに話していた日本語の詳細な文法に気が付くこともあり、新しい経験でした。

スプリングフィールドRCの訪問

12月8日に、ユージーンの隣町のSpringfieldにあるElkRCをJaneさんのご招待の下、訪れました。10月にランドスケープのデザインと施工を行ったMcKenzie River Clinicの報告のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションはこのプロジェクトの発起人のCindiさん(Bend RC) とValさん (McKenzie River Wellness) と共同で行い、ズームと対面の両方で多くの人が参加されました。私は今回のプロジェクトにおけるデザインの経緯や施工の流れなどをお話ししました。10月のプロジェクトの施工の際にご一緒した方々も多かったので、再会し、あのデザインはよかったねと話しかけて頂くこともあり、改めて貴重な機会だったなと感じました。

冬休み

スタジオの最終発表の後、いくつかのクラスの最終課題を提出し終え、冬休みに入りました。来学期は新年３日からスタートするので、例年より少し短く感じます。冬休みはポートランドに少し遊びに行き、Lan Su中国庭園やTanner Spring 公園などを訪れました。

コロナウイルスの流行もありますが、オレゴンでは三回目のワクチンを接種も進んでいます。私も年始には受ける予定です。コロナウイルスの感染拡大が来年こそは終息することを願っています。