国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

ロータリー財団奨学生中間報告 田添敦也(第5回)

2022年03月31日

2021 ~ 2022年度 グローバル補助金 奨学生
田添 敦也

 

第5回 中間報告書

1. 基本情報

カウンセラー(派遣側) 川﨑誠治 様 ロータリー財部門長(宇城RC)
カウンセラー(受入側) Judith Page(R.C of North Melbourne)
教育機関 University of Melbourne
専攻分野 地域社会の経済発展

2. 学業

いよいよ本格的に授業も始まり、前期と同様に、毎日のほとんどを勉強して過ごすような日々を送っています。メルボルンには到着したものの、前期と同じく全てオンラインでの授業になりますが、やっぱり現地にいる方が、いつでも教授を訪ねることができるので、安心感は高いような気がします。
今期は、Compulsory Subjectsと呼ばれる、2つの必須科目を受講しています。開発学の勉強において最も基礎になる2科目です。内容がとても面白いと同時に、予習の時点で、分からないことが多く出るので、分からない言葉が出てきたら、しっかりと調べて、毎授業理解できるように努めています。今回はその、必須科目のことを中心にまとめてみたいと思います。

1. Development Theory (開発理論)
理論を中心とした授業なので、とにかく一番大変です。他の授業と同様に、毎週リーディング課題が出されるのですが、先週は427ページあり、正直ビビり散らかしました。主に発展途上国をどのように発展させていくかということをクリティカルに見ていき、近代化理論や、従属理論、脱成長論などの理論の失敗点や、失敗から得る教訓などを学ぶことで、いかに現代の社会において、発展途上国を発展させて行くかという学問になります。個人的には、1つの理論からまた別の理論へ進化していく過程がとても興味深いと思って、楽しく授業を受けています。

2. Development Systems and Interventions (開発システムと介入)
この授業も、開発理論と同様に、過去の理論を中心に勉強していくのですが、この授業では実際に、いくつかの国や地域の事例を用いて、失敗や失敗の原因を学んでいきます。実例から、学べるのでより理論を理解しやすいです。発展と言っても、経済成長を遂げても、貧困削減や不平等は広がってしまうなどのケースを学ぶので、経済成長だけでなく、教育や健康、人権など、いかに幅広い視点を持つことが大切なのかに気付かされる日々です。

最近は、市の図書館で勉強することにハマっています。とても大きくて、おしゃれなので、モチベーションも上がります。

 

3. 受入ロータリーとの交流

授業時間と例会の時間が若干被っており、授業がある週は参加できていないのですが、4月は土日に参加できるアクティビティがあるので楽しみです。

 

4. その他

最近、カンガルーのお肉を食べてみました。普通にスーパーに売ってるのですが、鶏肉や豚肉などとそこまで値段が変わらないので、オーストラリア人はよくスープなどに入れて食べるそうです。個人的な感想としては、そこまで好きじゃないかなという感じですが、若干レバーに似た食感と味を感じたので、レバー好きは挑戦してみるといいかもです。

 

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