グローバル補助金奨学生中間報告 木村 真琴(第11回)
2022年07月27日
2021 ~ 2022年度 グローバル補助金 奨学生
木村 真琴
第11回 中間報告書
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 林 明 様 ロータリー財団副部門長(熊本江南RC) |
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カウンセラー(受入側) | Rajiv Sabharwal(R.C of LONDON) |
教育機関 | University College London |
専攻分野 | 平和構築と紛争予防 |
2.学業面での成果、状況、予定等
4月5月にかけての最終テストと、6月20日に提出した修論の結果(修論は仮ではあるが)が通知された。Law and Policy of International Courts and Tribunals(国際裁判における法律とポリシー)とAlternative Dispute Resolution(裁判外紛争解決手続)の2教科でDistinction、Use of Force in International Law(国際法における武力行使)とInternational Humanitarian Law(国際人道法)の2教科でMeritの取得となった。英国大学院の成績評価法は、70点以上がDistinction, 60点以上がMerit, 50点以上がPass, それ以下がFailというようにつけられる。日本基準からすれば、70点以上は簡単に聞こえるものの、英国では「例外的によく論述されており、論文の構造、法的主張について、高度なリサーチ能力による様々な文献のもとに書かれたもの」でなければならず、厳しい採点基準が課されている。Use of ForceやInternational Humanitarian Lawでは非常に苦戦したが、Law and Policy of International Courts and TribunalsとAlternative Dispute ResolutionではDistinctionが取得できたため、評価したいと思う。また、ウクライナとロシアについて書いた修論でも、仮成績ではあるが、Distinctionを取得できたため、単に法的知識を詰め込んだ一年間ではなく、法的知識でどう論理的に考えるか、という点を磨いた身のある一年になったと考える。
3.受入ロータリーとの交流
7月は受け入れロータリークラブとの交流がなかった。
4.その他(留学先での出来事等)
友人と、ロンドン郊外にあるラベンダー畑に行った。修論提出が終わってしまったため、友人の半分は、ヨーロッパに旅行に行ったり、帰国してしまったりで、別れが近づいていることを実感している。9月の卒業までに残された時間で、学友とたくさんの思い出を作りたいと思う。