ロータリー財団奨学生中間報告 李民樹(第3回)
2024年01月22日
2023 ~ 2024年度 グローバル補助金 奨学生
李民樹
第3回 中間報告書(12月レポート)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 増田 隆二様(人吉ロータリークラブ理事) |
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カウンセラー(受入側) | Dârini Vedarattiname様 (Rotary Club of London) |
教育機関 | London School of hygiene and Tropical Medicine |
専攻分野 | 疾病予防と治療 |
2. 生活面
もうすっかり寒く、夕方4時ころには真っ暗になる季節となった。クリスマスや年明けなどのイベントに向けてロンドンのいたるところで着々と準備が行われている。こちらのクリスマスは基本的に家族と過ごすのが基本で、レストランなどのお店もかなりしまっていることが多いのは日本と異なるところ。初めての海外での年越しであったが、ロンドンでは毎年盛大なカウントダウン花火が打ち上げられており、残念ながら応募できず花火会場に見に行くことはかなわなかったが、近所のパブで花火の中継を見ながら知らない人達と新年の到来を祝いあったのは良い思い出であった。またロンドンに留学している日本人学生の交流会(ロンドンビジネススクールのMBA生がメイン)にも参加させていただき、様々な分野で活躍する若手達と交流した。
ロンドンビジネススクールのMBAに留学中の日本人学生達との交流会の様子
クリスマス直前のロンドンの街並み(ピカデリーサーカス前)
3. 学業面
早くも1学期が終わり、4つの科目(基礎統計、発展疫学、医療経済入門、感染症学各論)の試験が行われた。エッセイ(各自がレポートを作成し期限までに提出するタイプ)は時間をかけることができるため大きな問題はないが、実地試験タイプ(2時間以内に課題に対して解答するタイプ)は英語非ネイティブの学生からすると大きなハンデがあり、大量の英文を短時間で書くことに非常に苦労した。ただし、事前に同級生と協力して対策チームを作り、過去問の各課題に対する模範解答をお互いに作りあって教えあったりしながらなんとか乗り越えた。1月2日や4日などにレポート締め切りや試験があったため年越しは全くゆっくりできなかったが、無事に1学期を終えることができ、ほっとした。また、ネイティブとの英語での会話にも少しずつ慣れを感じてきているところもあり、引き続き英語の勉強もがんばりたい。
4. 受け入れクラブとの交流
12月はロンドンロータリークラブのクリスマスランチなどにお誘いいただいていたが、授業との折り合いがつかず、参加が叶わなかった。やはり平日の昼間の時間帯はなかなか時間的に厳しいことも多い。一方、12月後半に所用あり日本に一時帰国した際に送り出しクラブの人吉ロータリークラブにて留学の途中経過(ロンドンでの生活の様子や勉強内容について)を卓話として恐縮ながらお話させていただいた。引き続き両クラブとの交流を積極的に行っていきたい。