ロータリー財団奨学生中間報告 井本 望(第4回)
2024年02月22日
2022 ~ 2024年度 グローバル補助金 奨学生
井本 望
第4回 中間報告書(2024年1月1日 ~ 2024年1月31日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 米澤 哲也 様(宇佐ロータリークラブ) |
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カウンセラー(受入側) | Georgina Reed(R.C of Brighton & Hove Soiree) |
教育機関 | University of Sussex |
専攻分野 | 平和構築と紛争予防 |
2.学業面での成果,状況,予定等
秋学期の期末課題のEssay(小論文)2本の提出を無事に終えました。第3回報告書にても記載しましたが、特に4,000字もの執筆に取り組むのは初めてのことで本当に不安でしたが、なんとか提出を終え、ホッとしております。内容については、授業で扱った範囲内から、1)人類学の主要題材の一つである互酬性について、古典および現代における民族誌的事例を踏まえつつ、異文化間のコンテクストで検討しました。また、2)人間の社会生活において動物が果たす役割に関連して、菜食主義・完全菜食主義について、現代の民族誌等を中心に踏まえながら複数の観点から比較検討しました。
1月29日(月)から春学期が始まりました。初日から早速、待ちに待っていた選択科目「現代世界における児童期と青年期」の授業がありました。教育人類学の分野は特に関心があるため、今学期のこれからがとても楽しみです。他科目については2月に入ってからとなったため、次回報告書にて記載したいと思います。
冬期休暇中に通い詰めた大学の図書館
3.受入ロータリーとの交流
年明けに同クラブで私のメンターを担当してくださっているAnnitaとメールで交流しました。新年のご挨拶とともに、近況をご報告しました。観光のお誘いもいただいたのですが、1月前半は期末課題の対応に追われ、束の間の実質的な冬期休暇を挟んだ後は春学期の第1週目の授業の予習に追われてしまったため、観光は2月へ持ち越しとなりました。Annitaは定期的に私を気にかけ、細やかなサポートしてくださるため、心強く有難い存在です。2月にお会いできるのがまた楽しみです。
4.その他(留学先での出来事等)
リフレッシュを兼ねて、ケンブリッジへ日帰り旅行に行ってきました。ブライトンからは平日に特急の直行便(ロンドン経由)にて2時間半ほどで行くことができるため、大変便利です。改めて、ブライトンの立地条件の良さと利便性を痛感した次第です。さて、ケンブリッジは人口12万人ほどの小さな街で、ケンブリッジ大学が位置し、アカデミックな風情漂う大学都市です。ブライトンにはなだらかな丘の光景が広がり高低差が感じられますが、それとは対照的に、ケンブリッジの街並みは平地であった点が印象的でした。また、街には長い歴史を感じさせる建築物が多く立ち並び、まるでハリーポッターの世界で、英国情緒溢れるその美しさは圧巻でした。本旅行を通してイギリスの他都市にも触れ、またブライトンを客観視する上で良い機会となりました。またぜひ訪れたいと思います。