ロータリー財団奨学生中間報告 井本 望(第6回)
2024年05月09日
2022 ~ 2024年度 グローバル補助金 奨学生
井本 望
第6回 中間報告書(2024年3月1日 ~ 2024年3月31日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 米澤 哲也 様(宇佐ロータリークラブ) |
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カウンセラー(受入側) | Georgina Reed(R.C of Brighton & Hove Soiree) |
教育機関 | University of Sussex |
専攻分野 | 平和構築と紛争予防 |
2.学業面での成果,状況,予定等
22日(金)に春学期が終了し、3週間の春季休暇期間に入りました。目下の第2セメスター(春および夏学期)には週に3科目の授業が入っており、各科目の課題提出は全て5月下旬のため、今回の春休みは前回の冬休みと比べるとようやく精神的に少しゆっくりと過ごせた時間となりました。
26日(火)には修論執筆に向けて、指導教官と共に第1回のセッションを持ちました。当初は休暇に入る前に予定されていたのですが、指導教官の都合により延期となり、この日となりました。私としてはほぼ休暇前のようなタイミングでしたし、3月中に指導教官と顔合わせ、ご挨拶、方向性の共有と助言をいただくことができて良かったです。具体的な執筆内容については今後よく検討していかなければなりません。その段階に入ってきているのですが、改めて英国大学院の修士課程の進捗の速さを痛感しています。
3.受入ロータリーとの交流
3月はロータリーの方々との各種交流が続いた月となりました。
7日(木)、ディナー例会にご招待いただき、出席しました。この日のゲストスピーカーは国際NGO Smile Train UKで働かれているスタッフの方でした。Smile Trainは世界最大の口唇口蓋裂治療支援に特化したNGOです。同NGOは日本に拠点を持っていないため、私自身、大変貴重なお話を聞かせていただき、とても勉強になりました。その他、昨年12月のクリスマスパーティー以来、再び多くのロータリアンの方々とお会いし、お話することができ、有意義な時間となりました。
ディナー例会の様子(7日)
16日(土)、ロータリー第1145地区大会がロンドン南部に程近いReigate(Reigate Baptist Church)にて開催されました。同地区内の奨学生全6名(日本4名、アメリカ2名)は各自発表のためにご招待を受けており、出席してきました。メインプログラムは10時から2時間程で、奨学生のスピーチは会の後半の時間帯に設けられていました。私は5番目の順番で、総勢70名程の参加者を前に、やはり緊張しましたが、送り出し・受入クラブについて、これまでのキャリアと今後に向けた抱負、なぜグローバル補助金奨学生に応募したか、修了後にロータリーとはどんな関わりをしていきたいか等、自己紹介を兼ねたスピーチをさせていただきました。その後のランチ交流会では他クラブのロータリアンの方々と色々なお話をする中で、スピーチの反響もいただき、自身の英語力の向上を感じることができた点は何より達成感を感じました。他方、自身の中ではパブリックスピーキングにおいてやはり反省点があったため、今後の改善へと繋げていきたいと思います。
地区大会にて発表の様子(16日)
地区大会にて受入クラブ会長らと記念撮影(16日)
20日(水)、大学隣のStanmer Parkにて受入クラブの国際委員会のランチミーティングが開催され、お誘いいただき、参加してきました。国際委員会のメンバーは現在5名で、うち2名はこの日は欠席でしたが、どなたも日頃よくお会いしてきたお馴染みの方々なので、リラックスして参加することができました。委員会のミーティングに同席するのは初めてでしたが、会の進め方や議題、議事録の様子など、同席させていただいただけでも大変勉強になりました。この日は天気にも恵まれ、ミーティング後は公園内のガーデンを一緒に少し散策し、心も癒された時間となりました。
28日(木)、宇佐RCより米澤さんが渡英され、当地クラブを初めて訪問された記念すべき日となりました。はじめに、昼間に米澤さんが大学最寄り駅にご到着され、大学キャンパスと寮の様子をご紹介しました。その後、夕方にHoveのレストランにて受入クラブ主催の歓迎夕食会が開かれました。9名の会員の方々が集まり、米澤さんと当方を含め11名で賑やかなディナー交流となりました。米澤さんがPhilip次期会長にお渡しした宇佐RCからの兜の飾り台セットのお土産には皆興味津々の様子で、質問やコメントが沢山挙がり、とても喜ばれていました。
宇佐RCより米澤さんが大学を訪問(28日)
Philip次期会長、国際委員会のメンバーと(28日)
米澤さん歓迎ディナー交流会にて(28日)
29日(金)、EasterのGood Fridayで祝日のこの日、受入クラブ主催のチャリティーイベント「Children’s Easter Egg Hunt」がHoveにて開催され、スタッフ側のボランティアとして参加してきました。米澤さんの訪問日程がちょうど良いタイミングとなり、米澤さんも一緒に参加し、当地におけるクラブ活動の様子を直接見て知っていただくことができ、本当に良かったです。当日は開場前から多くの家族連れが会場前に長蛇の列を作るほどで、その場だけでも200名はいたのではないかと思います。イベント全体では数百名の参加者が集まり、沢山の子どもたち(3~13歳)で会場は大変な賑わいでした。私は前半では、フラフープの遊びで参加した子どもたちに宇佐RCからのお土産(巾着に入ったウサギ)をお渡しさせていただきました。渡す際にはウサギに描かれた各種漢字の意味を説明し、手渡しました。親御さんにも大変喜ばれ、ウサギはきっと大切にしてもらえることと思います。後半では、米澤さんと共にフェイスペインティングのブースを手伝いました。8年程前にセントルシアでフェイスペインティングを同じように手伝ったことがあり、懐かしく思い出しながらも、やはりなかなか骨の折れる作業でしたが、仕上がった時に参加した子どもが鏡を見ながらとても嬉しそうな笑顔を見せてくれたので、良かったです。
受入クラブのブース前にて(29日)
賑わう会場内(29日)
賑わう会場内(29日)
イベント後、午後からはAnnitaさんのご案内のもと、米澤さんと共に、BrightonのRoyal PavilionとBeachy Head(Seven Sisters)へ観光に出掛けました。振り返って、米澤さんご滞在の2日間はあっという間でしたが、遠く日本からイギリスまでお越しくださり、当方の留学生活の様子をご紹介でき、また大変お世話になっている受入RCの方々と直接交流していただけて、私自身、本当に嬉しかったです。改めて心からの感謝を申し上げます。お越しいただき、本当にありがとうござました。