ロータリー財団奨学生中間報告 李民樹(第7回)
2024年05月16日
2023 ~ 2024年度 グローバル補助金 奨学生
李民樹
第7回 中間報告書(4月レポート)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 増田 隆二様(人吉ロータリークラブ理事) |
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カウンセラー(受入側) | Dârini Vedarattiname様 (Rotary Club of London) |
教育機関 | London School of hygiene and Tropical Medicine |
専攻分野 | 疾病予防と治療 |
2. 生活面
4月のイースター休暇は仕事のためほとんどを日本で過ごした。4月下旬にロンドンに戻ってきてみると、ロンドンもすっかり春のような季節となっており、夜の20時ころまで外が明るいのは非常に過ごしやすい。話は変わるが最近の激しい円安のせいでロンドンでの生活費の負担がさらに増している。留学生の中には早めに帰国せざるを得ないと話をしていた人もいる。お金の問題があると学業に集中できなくなる。なので、今更ではあるが、ロータリーの奨学金は大変助かっている(というよりなかったら留学を実現できていなかった)。
3. 学業面
4月下旬から3学期が始まった。残すはあと1科目のみで、これまでは疫学や数理モデルなどの研究活動に関連する科目ばかりを受講していたが、今回は公衆衛生の基本的な原則の適用(途上国)という主に国連機関や政府がどのように政策やガイドラインなどを決定していくか、という科目を受講している。まだ始まったばかりではあるが、最後の科目まで頑張りたい。これとは別に、修士論文の倫理委員会への申請書類提出も無事に終わらせることができた。修士論文のテーマは「ベトナムにおける肺炎球菌の複数キャリアに関する疫学調査」である。こちらはドイツの教授と長崎大学の教授が指導教官になってくれることになり、感謝である。頑張って期間内によい研究を仕上げていきたい。
4. 受け入れクラブとの交流
5月に開催されるロンドンロータリークラブの定例会で4人の奨学生による卓話を行うことになった。それぞれの奨学生がこれまでの背景と今ロンドンでどのようなことを勉強しているかをプレゼンすることが想定されている。私からは疫学の重要性とロンドンが疫学にとってどのような意味を持つ場所かを皆様にお伝えしたいと思っている。