ロータリー財団奨学生中間報告 久我 弘典(2017年9月)
2017年10月26日
ロータリー財団グローバル奨学生
久我 弘典
前回の中間報告では、公衆衛生とはどのような学問かということに触れました。実際の米国の公衆衛生大学院修士課程は、通常1-2年間のコースになっており、私が在籍しているジョンズホプキンス大学やハーバード大学の公衆衛生大学院は1年で修了できるようになっております。また、医師や公衆衛生のバックグランドがあれば1年で修了できる過程の大学院もあります。私のコースは計11ヶ月間のため夏のサマータームからすでに始まっておりましたが、通常、米国の大学は9月に新学期が始まりますので、キャンパスは一気に人が増えとてもにぎやかになりました。ディスカッションや日頃の課題を重視する米国式の教育システムにも少しずつ慣れてきました。帰国子女でもない私にとって言語の壁が大きいと感じることは多々ありますが、講師やアシスタントによる授業後の手厚いフォロー、授業の録音、クラスメイトとの勉強会などにいつも助けられ、留学生をバックアップする体制がとても整っているように感じています。
また、サマータームと1学期の間の週末を利用して、Catonsvilleロータリークラブ国際委員長のBrent Tolbert-Smithさんの所有する別荘に招いていただきリフレッシュしてきました。敷地内には、池、牧場、山と大自然が凝縮されており、日中はぼーっと釣りをしたり、マイナスイオンたっぷりの森林散策、テラスでワインを飲みながらの夕食、夜のキャンプファイヤーなど、忘れられない夏の思い出となりました。
(Mr. Brent Tolbert-Smithの別荘にて)
10月には精神医学の学会で最も大きな国際大会、第17回世界精神医学会総会がドイツのベルリンであり発表を行う予定です。本学会では私の研究内容を評価していただき、Young Fellowship Awardという優秀賞をいただくことになりました。また、ドイツでの様子をご報告させていただきたいと思います。