ロータリー財団奨学生中間報告 松本 冴未(2018年7月1日)
2018年07月06日
2017-2018 年度グローバル補助金奨学生
松本 冴未
2018年7月1日
ケンブリッジ大学MBA月間レポート 8
6月でアカデミックイヤーが終了し、ケンブリッジでの学生生活が終わりを迎えました。今回のレポートでは、ケンブリッジ大学の伝統行事であるMay Ball (メイボール)について、ロータリークラブについて、夏の個人プロジェクトについてまとめます。
May Ball
ケンブリッジ大学は1200年代に創立され、イギリスでオクスフォードの次に古い大学です。それゆえ昔からのしきたりや行事がいまでも多く残っています。その一つが、1年の終わりを祝うMay Week という期間です。直訳すると「5月の週」という意味ですが、過酷な学業生活や試験を終え、晴れて卒業する学生や教授を祝福するための期間を意図しています。カレッジと呼ばれる共同体を中心に、この期間にさまざまなお祭り行事が行われます。May Ball とは、いわゆるパーティーのことで、花火や移動遊園地、合唱・マジックショー・ダンスなどイベントが夜通し続きます。参加者には正装が義務付けられ、男性はタキシード、女性はイブニングドレスの着用が必要です。朝日が昇るまで続き、その時点まで残った人は「Survivors (サバイバー)」とよばれみんなで写真を撮るのが伝統です。
上の写真は、St. Catherine College (セント・キャサリンズ・カレッジ) のBallにてクラスメイトと撮った写真です。
こちらは、St John’s College (セント・ジョーンズ・カレッジ) のMay Ball の一環として行われた花火をみるために、人々がボートで集まっている様子です。このボートでのケム川下りもケンブリッジの名物であり伝統となっています。
ロータリークラブのみなさんと
ケンブリッジ地区の奨学金担当のみなさんと奨学生を集めた交流会に参加してきました。1年の終わりを祝福し、今後ロータリークラブと若者の繋がりをどう強化していくかなどについてお話がありました。イギリスでもこの点が課題のようです。フェイスブックやリンクトインとよばれるソーシャルメディアを使った交流の場を作ること、eクラブの活用が話に上がりました。リーダーシップをとれる奨学生、もしくは若手ロータリアンの代表者を立てることが不可欠だと皆さん仰っていました。
上の写真は1080地区奨学金チーム代表のTony Platt さんと、同じく日本からの奨学生のKomomo さんと撮った写真です。
夏の個人プロジェクト
今月末より、アフリカにあるマラウィという国に6週間滞在します。MBA集大成となるプロジェクトです。African Business Institute というビジネススクールのもつインキュベーター組織へ出向し、メンターとして現地のスタートアップへアドバイザリーを行います。商習慣や生活の基盤が全く異なる途上国の現場で働くことは初めてです。健康には十分気を付けつつ、実り多い機会にできればと思います。