ロータリー財団奨学生中間報告 川合 菜月(第5回)
2019年05月07日
2018-2019 年度グローバル補助金奨学生
川合 菜月
こんにちは。英国ウェストミンスター大学院在学中の川合菜月です。
冬は16時頃から暗くなっていたロンドンも、最近はすっかり日が長くなり、季節の変化を感じています。
こちらにも桜はありますが、日本でお馴染みのソメイヨシノとは違い、花びらが多かったり色が濃かったりと、なかなか母国と同じ桜を見つけることができません。桜の開花予報がニュースで流れる日本の春が少しだけ恋しくなっています。
今回は授業修了と修論研究、そして3月に参加しましたクラブの71周年記念パーティーにつきましてご報告させていただきます。
1.後期の授業が修了しました!
12週間に渡る後期の授業が先日全て終わり、修士課程の授業を無事全て修了することができました。
修士号のために必要な知識を全て習うことができたという嬉しさと共に、その知識をこれから実践の場で活かしていけるのかという不安も生じています。ここまで無事に辿り着くまでに支えてくださった方々に感謝しながら、この知識を社会に活かしていけるよう、続く修士論文、就職活動等に取り組んで参ります。
授業最終日に撮ったクラスの集合写真です。年齢、バックグラウンドも様々な仲間が最後は家族のように仲良くなり、半年間苦楽を共にした仲間と世界中に羽ばたいていくこれからの未来がとても楽しみです。
授業の一環で栄養課題に関する報道番組を製作しました。イギリス国営放送のBBCに似せて、栄養強化食品についてレポートしました。
2.修士論文研究のため、来月より西アフリカ・セネガルを訪れます。
何度も担当教授との話し合いを重ね、来月よりセネガルにて季節性飢餓が子供達の食生活や生活習慣に与える影響についての研究を行います。以前訪れたことのある地とはいえ、一人での渡航における安全管理、無事にデータは集められるのかなど、今までの「旅行者」「観光客」とは違う立場での渡航に様々な不安が溢れてしまいます。出発までの残り数週間、しっかりと情報収集や研究準備を進め、自信を持ってセネガルに向かいたいと思います。次回の報告書では、研究の様子についてご報告できればと思っております。
3.受け入れクラブの71周年記念パーティーに出席させていただきました。
3月13日に、受け入れクラブであるWestminster International Rotary Clubの71stt Charter Anniversaryに招待していただき、同じくグローバル補助金奨学生のアメリカ人ケイトさんと一緒に出席しました。会場は“ハリーポッター”の劇場の真横にあるレストランと、ロンドン中心部の活気を感じることができました。パーティーでは過去のガバナーの方々との交流や、1948年3月に設立された本クラブの歴史についてのお話を聞くことなどができ、歴史ある本クラブが多くの方々に愛され、支えられてきたことを実感いたしました。
今後は、5月に研究でセネガルへ、その後6〜7月は修論執筆で8月に提出と早いもので本留学も最後のステージへと差し掛かっております。貴重なこの日々を大切にしながら、1日1日過ごしてまいります。
いつも優しく迎えてくださるWestminster International Rotary Clubの皆様。日本が好きだと話しかけてくださる方々も多く、緊張しながらも温かい気持ちで過ごすことのできる大切な空間です。
家の近くRegent Parkの桜です。満開の桜の下でお花見を楽しむロンドンの人々の姿がありました。
アフリカ、ヨーロッパ、中東など世界中から国際公衆栄養士を目指して来たクラスメイトたちとの授業風景。最年少+唯一の日本人でしたが、皆に支えられて無事に乗り越えることができました!