ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第2回)
2019年11月05日
グローバル補助金奨学生
赤山 紗也果
オレゴン大学での最初の 1 ヶ月を終えて
10月1日に授業が始まってから、およそ1ヶ月が経ちました。ユージーンは、すっかり寒くなり、木々は紅葉の時期を過ぎ、葉を落とし始めました。毎日、授業とその課題に追われ、忙しくしているうちに、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。同じMaster of Landscape Architectureの3年プログラムには14名ほどの学生がいます。その中で留学している学生は私ともう一人だけで、彼女はインド人で英語も堪能です。日本とは違う環境で戸惑うことも多いのに加え、言語の壁が大きいのは、プログラムで私だけで、不安になることもありますが、クラスメイトや先生方に助けてもらいながら、何とか日々の生活を送っています。英語での授業は、想像していたよりも大変で、理解するのに時間がかかることもありますが、これから段々と慣れ、不便なく授業に参加できるようになるだろうと信じて頑張っています。
授業の時間割の関係で、Eugene Metropolitanロータリークラブの会合へは参加ができていませんが、ロータリークラブのKathyさんとはキャンパス内でランチをすることもあり、近況報告などをしてサポートして頂いています。
授業について
私は現在、必須の3科目の授業を受けています。日本ではセメスター制で受けることの多かった授業に対して、こちらはクオーター制で進むので、同じ科目の授業が週に2〜3回あるので、科目数の割りに忙しく感じます。
土地利用を学ぶ講義に加え、その中で学んだことを実際に使う Lab と呼ばれる授業は、特に専門用語が多いので、難しいです。また植物の授業では、室内にいることはほとんどありません。毎回、キャンパスや周辺の公園などに行き、多くの植物について学びます。植物の名前や生態について学ぶのは大変興味深いのですが、英語で植物名に加え、学名まで覚えるのは想像以上に難しく、苦戦しています。
また、Art of the Landform というテーマの Studio と呼ばれる授業では、対象地域についての土地の状況分析などを行いながら、実践的なスキルを学んでいます。対象地域は Portland のVance ParkとPitで、ピットの一部は埋め立てがなされています。授業開始から2週目の週末にフィールドトリップで出かけました。その際に行われた活動を軸に授業が行われた他、今月はpin-upと呼ばれる授業内での発表が2回あり、それに向けて準備を進めていました。Studioの授業は週に3回、4時間の授業時間で、個人指導の時間もありますが、授業時間だけでは課題を終えることはないので、多くのクラスメイトが授業後も残ったり、週末も登校したりして課題に取り組んでいます。授業外での作業時間も多く、大変な授業ではありますが、他のクラスメイトの発表を見聞きしたり、デザインやレイアウトなど詳細な指導を受けたりできるので、ソフトウェアのスキルも含め、実践的な力を身に着けることにつながっていると感じています。
最初の週のStudio内のグループワークの様子。
Portland へのフィールドトリップで立ち寄った公園にて。
初めての Pin-up では、 それぞれの発表ポスターに加え、大きなダンボール模型を作成しました。受講生それぞれに担当が割り当てられ、私もこの模型の一部を担当して作成しました。
2回目の pin-up では、ポスターに加え、個人で3つの模型を作りました。レーザーカットプリンターに初めて挑戦して模型を作りました。