グローバル補助金奨学生中間報告 高橋 睦美(第2回)
2020年01月16日
2019 ~ 2020年度 グローバル補助金 奨学生
高橋 睦美
第2回 中間報告(2019年10月28日 ~ 2020年1月15日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 林明様(熊本江南ロータリークラブ) |
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カウンセラー(受入側) | Barry J.Catchpole(Norwich St.Edmund) |
教育機関 | University of East Anglia(UEA) |
専攻分野 | 国際社会学(修士課程) |
2. 学業面での成果
秋学期が終わり、春学期が始まりました。前学期では3つの授業を履修し、クリスマス休暇中のエッセイ課題を含め、全ての課題、試験が終わりました。特にグループでプロジェクト計画を作成する課題では、異なる経歴・文化を持つクラスメイトと 3 か月近くに渡り、授業外で集まりながら少しずつ企画書を作りあげました。私のグループは村落開発に興味のあるメンバーが集まっており、仮想のプロジェクトとしてルワンダで精神疾患を患う人々を対象にしたコミュニティを巻き込ん だプロジェクトを細かい背景調査から予算作成、プロジェクトスケジュールを含め、作成しました。個人の課題ではエッセイ課題があり、授業で学んだ基礎知識を基に議論を広げ、異なる立場の議論を学ぶ作業は、批判的かつ建設的に課題にアプローチする訓練の場になりました。個人的にはまだまだ議論を深めるアプローチの訓練が必要だと感じていますが、春学期もたくさんチャレンジの機 会があるので、そういった機会をどんどん利用していこうと思っています。
春学期は 3 つの授業、Gender diversity and Social Development, Heath and Development, Rural Policies and Politicsと夏季休暇中に予定されているワークプレイスメントの準備があります。ワークプレイスメントは大学や教授のサポートを利用しつつ全て自分で準備しなければいけないのでまだどうなるかわかりませんが、挑戦する気持ちを忘れずに動いていければと思っています。
グループでプロジェクト計画を作成ミーティングの様子。大学図書館は24時間365日空いています。
3. 受入ロータリーとの交流
11 月に受入れクラブで経歴、大学で学んでいること、将来の目標等について 15 分ほどプレゼンテーションをさせてもらいました。私自身が今の国際開発の在り方について思っていることに関してもお話をし、発表後はロータリアンの方からたくさんの質問やコメントをいただきました。11 月半ばから 12 月にかけては、私自身も課題や試験に追われ、クラブから声をかけていただいたイベントにもなかなか参加できなかったので、春学期は少しでもクラブとの交流を深められればと思っています。なかなか大学の課題等の関係で直接話す機会がない中でも、Barry さんは時々電話をくださり、困っていることはないかや休暇中寂しく過ごすことがないように声をかけてくださいました。また年が明けて、1 月 14 日にクラブの集まりに参加させていただきました。この日は商工会議所のメンバーであるロータリアンの方から Norwich の公共交通機関開発計画、イギリスやイングランドの経済についてのお話があり、質疑応答も含め、普段なかなか勉強する機会のなかった興味深いお話を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。大学では留学生の多い学部で専門分野の話をすることが非常に多いので、これからも地元の Norwich についてもっとロータリアンの方からお話を聞いていけたらいいなと思っています。
11 月に交換させてもらった受入れクラブのバナー