国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第5回)

2020年02月03日

グローバル補助金奨学生
赤山 紗也果

 

冬のユージーン

新年を迎え、冬学期が始まりました。アメリカでは年越しよりクリスマスを盛大に祝うので、特に大きなイベントはありませんでしたが、私は日本の家族や友人とビデオ電話をしたり、年越し蕎麦を作ったりして、アパートで静かに新年を迎えました。
冬のユージーンは、ほぼ毎日雨が降っており、晴天の日はありません。一日中、雨が降らずに曇りで持ち堪える日も滅多にないので、防水のコートが欠かせません。傘をさす人もほとんどいないので、私も傘を持ち歩くことがなくなりました。また、九州にしか住んだことのない私にとっては、北海道と同じ緯度のユージーンは寒いですが、雪が降ることはほとんどありません。今学期も植物の授業で雨の中でも屋外に出ていくことが多いので、レインギアを持参しているクラスメイトも多いです。

 

新学期を迎えて

新学期が始まり、クラスメイトに再会できたのを嬉しく思っているのも束の間、忙しい日々が始まりました。先学期より受講する授業が一科目増えたので、時間的な余裕がある訳ではないですが、何もかもが初めてだった先学期に比べれば、なんとかやっていけているように思っています。今学期は、先学期に引き続き、植物、Studioの授業を受講しており、植物に関しては先学期と同じ先生に習っています。加えて、テクニックのクラスとしてAutoCADの授業、ランドスケープ・アーキテクチュアの歴史の授業も受講しています。特に歴史の授業はリーディング課題が多く、専門的な用語もあるため、理解して、課題に取り組むまでに時間もかかります。ライティング課題に関しては、図書館のチューターシステムを利用しています。英語もしくは文学専攻の学生が留学生などを対象に文法や文の構成などを無料でチェックしてくれ、基本的には予約なしで利用できるので、非常に助かっています。課題で苦戦することもありますが、世界の庭の特徴が現在のデザインにどのように反映されているのか、どのような効果が類似しているのか、などを学べるので、大変興味深いです。
歴史の授業だけに限りませんが、やはり言語の壁があるので、正直なところ、授業を100%理解することは難しく、またディスカッションをする場面においても、英語力が不十分で、不甲斐なく感じる場面もまだまだ多いです。先学期より、環境に慣れ、頼ることのできる先生や友人を知っている分、さらに努力を重ね、力をつけていきたいと思っています。

 

ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第5回)

StudioでのPinup の様子

 

ロータリーの方との関わり

ユージーンメトロポリタンロータリークラブのKathyさんに誘ってもらい、先日、剪定のワークショップに参加しました。オレゴン州立大学のエクステンションと呼ばれる公開のMaster gardenerコースの一環です。林檎や無花果の木の剪定を間近で見ることができ、私がオレゴン大学で受講している植物の授業とはまた違った雰囲気もあり、興味深かったです。
ワークショップの後、レーンカントリーという地域のホームショーに連れて行ってもらいました。家のリフォームやD I Yなどの役に立つようなブースや地域で活動する団体のブースなどが並んでおり、見ているだけでも楽しかったです。その中には、Shelterboxという災害時の仮設テントなどを支給する活動の紹介ブースもありました。これはロータリアンが始めた活動だそうで、そのブースにはユージーンメトロポリタンとは別のロータリークラブ の方がおり、お話をする機会もありました。新たにロータリークラブ の活動の一つを知ることができ、世界中で活動しているロータリーの輪を改めて実感することができました。

 

ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第5回)
ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第5回)

ワークショップの様子

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